2011年9月10日土曜日

丈六寺です

わが町丈六町といえば、地名にもなっている丈六寺を紹介しないわけにはいきません。


丈六寺のそばには、丈六せせらぎロードという小路があります。こんな案内板があります。
こんなかんじの道です。

せせらぎロードと名付けられたとおり、水の流れに鯉がおよいでます。
この道をすすんでいくと、丈六寺が見えてきます。
丈六というのはこの寺にある観音像が、立ったら1丈6尺の高さになるから、とのことです。
徳島県では歴史的な建造物が多く残っているお寺だそうで、「阿波の法隆寺」とも
言われているとか。それはちょっと言い過ぎではないか、という気もしますが、全国にある「○○銀座」みたいなものかもしれません。
境内の中には有名な「血天井」の説明書きがあります。
四国統一を目指す長宗我部元親が、徳島のずっと南の城主を攻めあぐねて、和睦を持ちかけてここで暗殺したんだとか。殺された城主の血手形が、洗っても洗って落ちなかったそうでこの名が付いているそうですが、実物は是非皆さんの目でお確かめを。
ちなみに境内はこんな感じです。


「歴女」の方たちにも、さすがに長宗我部元親はあまり人気がないのでしょうか。元親は信長に「鳥なき島の蝙蝠」と揶揄されたそうですし、九州征伐で長男をなくしてからはおかしくなったらしいし、ましてそんな彼に殺された無名の男の血手形となると、さすがに注目する人もいないんでしょうかね。今日も人はほとんど来てません。ちなみにこの血天井の逸話は元親の生涯を語る上でも、ほとんど出てこないようです。

これが本尊を祀っている観音堂です。さすがに中の仏様の写真を撮るのは気がひけたので建物だけ。


丈六寺にはせせらぎロードからも来れるんですが、車で来た方は、勝浦川沿いの駐車場からこの門がお出迎えです。

木陰もたくさんありますし、古いお寺の建物を眺めながら散歩の一休みをするには悪くない場所ですよ。

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